事後報告 イザローンを振り返る10 「幼稚園での日本週間」

長らくお休みしておりましたが、Nummer10をお送りいたします。
前回に引き続き幼稚園での活動の報告です。私の訪問中は「日本週間」となり、先生方と相談し、幼稚園児が受け入れられる範囲内で、「あいさつ」、「歌」、「文字」、「日本茶と作法」そして「浴衣」などを紹介させてもらいました。
「あいさつ」は、いつも朝の会で、ドイツ語、英語、フランス語、トルコ語など、子供達の母国の言葉を使って歌を歌いながらあいさつをします。という訳で、私は「おはよう」を教えてあげました。
「歌」は、体を動かすことができ、かつ、簡単なもので、「結んで開いて」を、そして、日本の童謡のCDも流しました。先生方も気に入ってくださり、CDをプレゼントしました。
「文字」は、ドイツ語のアルファベットでさえ把握していない子供達が混乱しないよう、「ひらがな」のみを紹介、実際に書いたりもしました。何かを見て、それと同じものを書き写すという作業は、発達の段階を観察していくうえで大切なのだと言われました。
「日本茶と作法」は、実際に日本茶を味わってもらい、また、日本の家では靴を脱いで床の上に座る等の生活習慣を紹介しました。トルコもそうである、と、トルコから来た子供達が教えてくれました。
「浴衣」は、伝統的な衣装の一つですが、子供達は、私の姿を見て、とても驚き、笑いました。特に下駄にはびっくりしていました。
この幼稚園の子供達は母国が様々であるから、異文化に触れ、それが異文化である、と意識することがそれほど難しくはなかったかもしれません。が、彼らが大きくなって日本について触れたとき、そういえば、あの時、、、、と幼稚園でやったことを思い出してくれたらいいなあと思います。
長澤 あい

伝統菓子教室vol.2 ‘欧風古典菓子を訪ねて’

去る9月7日(木)今回は東京より、パリ、ウイーンなどで修行され、本場の欧風菓子を日本に紹介された草分けとして著名な、藤生義治シェフをお招きして、 サンポートのヨンデン・プラザにて開催されました。四国では滅多に受講することのできない教室とあって、立ち見も含め、協会内外より24名の参加がありま した。実習として、「イチジクのウイークエンド」「ティラミス・ヌーヴォー」をそれぞれ製作し、そして藤生シェフの実演という形で「ボンボンフィユテ・ア マンド」「フォンダン・キャンディー」という日本では稀有な技術を見学しました。

受講者の声;

  • 「ウイークエンドは美味しいし、手軽に作れるレシピでしたので早速家で作りました。」
  • 「ボンボンはなかなか見ることのできない技術を拝見し感動しました」
  • 「四国では珍しい教室、大きな刺激を受けました」
  • 「こんな優しいお味のティラミスは初めて。シェフのお人柄ですね」
  • 「素敵な藤生シェフのお話と進行でとても楽しい時間でした」
  • 「早速家族に振舞ったところ、大好評でした」

ひとくちにお菓子、といっても永きにわたる人々の知恵と工夫が積み重ねられてきたもの、まさに歴史的芸術のひとつであると実感しました。藤生シェフは 40年以上もお菓子作りを続けていらっしゃいますが、「これで終わりということはなく、やればやるほど奥深く、やりがいのある仕事です」と、おっしゃって いたのが印象的でした。ぜひ、またご来高いただきたいと思います。ご協力いただきました、菓子材料の㈱塩井隆商店様には深く御礼申しあげます。

担当)中尾友紀 武部玲子
藤生シェフのお店; パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ
東京都日野市高幡17-8 (年中無休)8:00~20:00
TEL;042-591-0121