ベルリンの壁崩壊ならびにドイツ再統一20周年記念巡回展

ベルリンの壁崩壊から20年目の節目の年に当たる今年9月15日から23日にかけて,高松市のアイパル香川で「ベルリンの壁崩壊ならびに ドイツ再統一20周年記念巡回展」が開催された。

大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館と香川日独協会との共催という形で実施されたこの巡回展は,写真展とポスター展という二段構成により 展示がなされた。写真展は1961年の壁構築前後のベルリンの様子を紹介する写真から始まり,壁構築の様子,壁構築後の殺伐たる街の様子に続き,1989 年の民主化運動とその後の壁崩壊に至る一連の流れを42枚の写真でわかりやすく紹介していた。ポスター展は「平和革命から再統一へ」と題されたテーマでの 20枚のパネルで構成され,壁崩壊前の東ドイツ市民の不満,その後の民主化運動,壁崩壊,そして東西ドイツ統一へ向けての流れを巧みに説明していた。20 年前の出来事を改めて振り返る,貴重な機会となった。

[最上 英明]

写真提供  多田 宏 会員

ベルリンの壁崩壊ならびにドイツ再統一20周年記念巡回展
開催日  平成21年9月15日(火)~23日(水)
会 場   アイパル香川 高松市番町1丁目11-63
主 催   大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、香川日独協会
後 援   香川県、香川県国際交流協会、朝日新聞高松総局、四国新聞社、毎日新聞社高松支局、読売新聞大阪本社、NHK高松放送局、KSB瀬戸内海放送、RNC西日本放送

ベルリンの壁崩壊20周年に当たり、当時の出来事を振り返るべく、ドイツ外務省ならびにドイツ社会主義統一党独裁体制調査連邦財団がこのテーマについて2 つの展覧会「平和革命から再統一へ」と「ベルリンの壁崩壊から20年」を準備いたしました。香川日独協会では、総領事館と共催で巡回展を開催します。