総領事の香川県知事公式表敬訪問

浜田知事、オルブリッヒ総領事
浜田知事、オルブリッヒ総領事

アレクサンダー オルブリッヒドイツ連邦共和国総領事と赤松翻訳官は公式行事として香川県知事を表敬訪問されました。武部会長、向井副会長が同行しました。

1階玄関車寄せで江森国際課長の出迎えを受け、知事応接室へ案内されました。表敬訪問には浜田恵造知事、天雲俊夫副知事 知事公室長が同席されました。

総領事は公式の挨拶はドイツ語で話されましたが、懇談は流暢な日本語で話されました。総領事は京都大学へ留学の経験もあり、日本語がとても堪能です。京都大学留学中にヒッチハイクで四国旅行をされたのを最初に今回は5度目の香川訪問で、知事とも大変打ち解けた懇談をされました。

総領事の(株)タダノ志度工場訪問

アレクサンダー オルブリッヒ ドイツ連邦共和国総領事と赤松翻訳官はさぬき市志度にある、(株)タダノ志度工場を訪問されました。武部会長、向井副会長が同行しました。工場では協会顧問でもある多田野榮特別顧問により、工場の案内を受けました。工場は大震災の影響で部品の供給がなくフル稼働ではありませんでしたが、それでも巨大なクレーンが完成していく過程がよく理解できました。とにかく大きさに圧倒されました。見学後の懇談でオルブリッヒ総領事の故郷が(株)タダノの子会社であるファウン社の所在地に近いことから、何度もドイツへ通いファウン社の買収を陣頭指揮した多田野様と話が弾みました。

レセプション2011年5月15日

香川県国際交流協会理事長 多田野榮氏(協会顧問)による乾杯でレセプションは開幕です。ドイツワインはラインヘッセンのゼクト、バーデンとモーゼルの白2種、ファルツの赤が用意され、ドイツ料理も趣向を凝らしたメニューで大変好評でした。料理のドイツ語訳は、会員の綾井泰徳さんが担当され、ご本人からのドイツ語による解説も披露されました。

最後は、全員でドイツ国歌を合唱し、西原副会長の感慨深い閉会の挨拶で、記念すべき一夜は感動のうちに終宴を迎えました。

また、懇親会のあいだ、若者の会の多木真由美さんが、仙台日独協会にお送りする東日本大震災の義援金箱を持ちテーブルを回られ、皆さまには多くのご寄付をただきましたことを心より御礼申しあげます。

(中尾友紀 記)

創立20周年記念式典2011年5月15日

会長挨拶

会場をシエロに移して創立20周年記念式典が開催されました。来賓として、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事アレクサンダーオルブリッヒ博士、浜田恵造香川県知事、大西秀人高松市長、磯崎仁彦参院議員、多田野榮香川県国際交流協会会長、三谷香川EU教会会長、和田大阪日独協会事務局長、桝田神戸日独協会会長代行をお迎えし、皆様から心のこもった祝辞をいただきました。

式典の後半はソプラノの笹川千里さん、ピアニストの池田友紀さんをお迎えして、祝典演奏が披露されました。お二人は富田珠里会員のご紹介によりました。近藤昌紀会員による曲の背景や演奏者の紹介ののち、シューベルトの歌曲を中心にアンコールも含めて6曲ご披露いただきました。大変素晴らしい演奏に拍手喝采でした。

(中尾友紀 記)

日独交流150周年記念講演会開催2011年5月15日

アレクサンダー・オルブリッヒ博士
  • 演題 『日独交流150周年』
  • 講師 ドイツ連邦共和国総領事館

    総領事 アレクサンダー・オルブリッヒ 博士
    通訳 総領事館翻訳官 赤松恒樹

香川日独協会総会に引き続き、午後4時45分より、ドイツ連邦共和国大阪・神戸総領事館総領事のアレクサンダー・オルブリッヒ博士による講演会「日独交流150年」が開催されました。総領事の経歴紹介の後、冒頭は日本語で、その後総領事館の赤松翻訳官の通訳を交え、講演が行われました。1860年秋、オイレンブルク伯爵の率いるプロイセンの東方アジア遠征隊が江戸沖に来航し、翌1861年に江戸幕府と修好通商条約を結び、日独の交流が始まったこと、明治に入って日本はドイツの法律、科学、医学、教育などを学びながら近代化を進めたこと、その後も互いに友好を深めながら交流を進めてきたこと等が紹介され、今後も政治、経済、学術研究、科学、文化など様々な面で共通の課題があり、重要なパートナーとして交流を進めて行く必要があることが示されました。

(西原浩 記)