Nummer1をお送りいたします。
2005年12月22日が小学校での最後の研修日でした。それまでにも、「私はもう日本に帰るよ。」と予告しておりましたが、子供達の感覚では、ただのUrlaub(休暇)で、また戻ってくると思っている子が多く、この日、全てのクラスを一つずつ廻って、「1月からはもう会えません。」と伝えなければなりませんでした。その時は、心痛く、子供達の顔をまともに見ることが出来ませんでした。子供達一人ひとりに、私からのプレゼントとして、五円玉をペンダントにして配りました。「ご縁がありますように。」と説明するのは難しいので「幸運をもたらす硬貨」だ、と説明しました。硬貨に穴が開いていると言うこと、日本で実際に使えるということ、発行年が載っているということ等に興味を持っていました。
子供達からは、彼らが書いた絵をもらいました。ほとんどの絵に、黒髪でズボンをはいた私の姿。確かに私は毎日ジーンズなどのズボンをはいており(先生方はジーンズをはいていて当たり前です)、よく見てるなーと感心しました。アルファベットをまだ全部習いきっていない1年生も、ドイツ語がほとんど理解できないトルコ人の女の子も、メッセージを添えて。。大切な大切なプレゼントです。
この小学校には、ドイツ人だけでなく、両親の出身国が様々ですが、みんな同じ教室、校庭で生活しています。このような子供達が作る将来の世界、平和であることを願って。
長澤 あい