事後報告 イザローンを振り返る12 「色々なクリスマスカード」

Nummer12をお送りいたします。
クリスマスから年末年始にかけて、ドイツからクリスマスカードが届きました。イザローンを去って約1年経ちましたが、幼稚園や小学校の子供達、先生、そして、親御さんからの近況報告を受け取り、懐かしく思いました。また、ヴィースバーデン時代、スポーツ少年団時代の方々からの便りには、もっと深い懐かしさを感じました。
さて、幼稚園の子供達からは、まだ学習していないアルファベットを使って、一生懸命に文章を書いてくれました。すべて「S」の字が逆さまになっており、自分が小さい時に書いていたひらがなを思い出させます。雪が降らなかったから、雪だるまを作ることができなかったそうです。
小学校の子供達からは、彼らの成長振りが分かる写真が添えられていたり、学校でのことを書きつづってきてくれたのですが、「質問があります、日本ではクリスマスのお祝いをするのですか?」と投げかけてきた子供がいました。私は正直、どのように答えるべきか悩みました。イザローンの小学校でいる間、キリスト教の授業を見学させてもらい、「クリスマス」について今まで知らなかった多くのことを子供達と一緒に学びました。また、教会の仕事に携わっていたホストマザーからもたくさん学びました。そんな訳もあり、慎重に返事を書きました。
先生からは、クリスマスの時期に恒例の「Backen(クッキー作り)」、「Basteln(飾り作り)」、「Theaterstueck(演劇)」など、一連行事をなんとか終え、冬休みに入り、やっとくつろげる時間ができたとか。私もお手伝いをしてあげたかったな、と思いました。
親御さん達からは、小学校の最終学年である4年生になる娘が直面している事、次に進む学校の選択についての思いが書かれてありました。この選択は成績にも左右され、多少なりとも将来の進路にかかわっているため、本人も混乱しているようです。
心のこもったカードをありがとう、そして、すばらしい1年になりますように。。
長澤 あい