定例総会開催2011年5月15日

平成23年5月15日(日),香川日独協会総会が、全日空ホテルクレメント高松にて開催されました。今年は昨年よりもさらに多くの76の会員の出席があり、盛大なものになりました。
司会進行は向井攻一副会長で、会員のご協力を得て、意義ある総会となりました。
武部会長から、開会の挨拶の中で、今年は日独修好150年、当協会の設立20周年という大きな節目の年に当たり、昨年にも増して、多くの行事を執り行っていきたいとの抱負が述べられました。記念事業としてはドイツと江戸の風景展、菩提樹植樹が行われます。

続いて議事に移り、

1号議案 平成22年度事業報告書承認の件
2号議案 平成22年度収支決算書承認の件、監査報告
3号議案 平成23年度事業計画承認の件
4号議案 平成23年度収支予算承認の件
5号議案 役員承認の件

は満場一致で原案通り承認されました。

今年は、役員改選の年に当たっていましたので、先の理事会で決定された、改選人事につき、出席会員の方々に承認を求めたところ、満場一致で承認されました。

新役員になられた方々は次の通りです。

  • 会長

    武部裕光

  • 副会長

    西原浩、向井攻一

  • 理事

    中村有無、宮内義憲、三谷裕子、中尾友紀、柳澤良明、
    川井田修、篠原勉、福地美千代、フローリアン ノイマン

  • 顧問

    一井真比古、多田野榮、千葉昭

以上

総領事の坂出紀行2011年5月15日

赤松翻訳官、オルブリッヒ総領事、綾市長
赤松翻訳官、オルブリッヒ総領事、綾市長

新緑が目にまぶしい初夏の候、大阪・神戸総領事館オルブリッヒ総領事が赤松翻訳官と共に来県されました。 本年は日独交流150周年、さらに香川日独協会創立20周年の記念の年にあり、総領事には香川日独協会記念式典、記念講演会にご出席を賜りました。

総領事は日本に留学していた約40年前に香川を訪問されて以来、 公私併せ五度目の来県となりました。正午前に到着された総領事を、坂出市駅近くの美膳でお迎えしました。美膳での昼食は、坂出市市長綾宏様、武部会長、若者の会メンバー4人を交え、和やかな雰囲気ので行われました。 総領事は日本語も大変流暢であり、ドイツ語と日本語の両方でお話いただきました。

昼食後、坂出市を観光しました。まず向かった先は沙弥島にある香川県立東山魁夷せとうち美術館です。ここで6月10日から香川日独協会と香川県が共催で「ドイツと江戸の風景展」を行います。」東山魁夷美術館の東山館長様にご案内いただき、総領事は興味深く絵画をご鑑賞されました。館内を回られた後、瀬戸内海と瀬戸大橋の眺めが美しいラウンジで休憩いたしました。天気も良く、大変穏やかな眺めとともに、東山魁夷の絵画やドイツについて歓談しました。

東山魁夷は日本だけでなく、留学先であったドイツの風景もたくさん描いています。今から67年前に魁夷はドイツを訪れ、 その後のドイツへのスケッチ旅行、展覧会等、日本とドイツの交流にまた(財)日独協会の理事として寄与したことは、香川日独協会のメンバーである私たちにとって親しみを感じるところであります。

美術館を後に、沙弥島の海岸沿いに建てられた柿本人磨呂の歌碑や、瀬戸大橋直下の瀬戸内海の眺めを楽しみ、白峯寺へ向かいました。その昔、讃岐に流された崇徳天皇の御陵を見た後、緑あふれる境内を一周しました。

海から山へと様々な坂出の魅力を堪能し、 総領事様にも新たな香川の一面を知ってもらえたのではないかと思います。

日独両国の交流のみならず、国内における日独協会との相互交流・協力を今後さらに発展させていきたい、そして香川日独協会が皆様とともに大きく成長しますようにと、この記念の年に気持ちを新たにいたしました。総領事と貴重なお時間を過ごすことができ、また日独両国の交流に携わる方々、ドイツを愛する方々と交流できましたことを心より感謝申し上げます。

(多木真由美 記)