10月11日(金)午後6:00より、古新町の「ふじ家」において、ボン独日協会のザビーネ会長をはじめとする7名のドイツ人のお客様をお迎えして、香川日独協会の会員有志13名とで懇親会を行いました。
今回来県されたドイツ人のみなさんは、後で述べる「グラナイト・プロジェクト」に関わるかたがたで、多田野会長の挨拶と乾杯の発声で会は始まりました。
今回ドイツ人のみなさんが高松来訪の目的としたグラナイト(GRANITE)とは、German Research Ambassadors Network for Industrial Technology Endeavors の略で、ドイツ連邦教育研究省が進める研究プロジェクトの一つだそうです。ドイツと日本の企業、研究機構、自治体などとの交流促進により、応用研究や技術の活用のイノベーション展開をめざす持続可能な日独ネットワークを創り、共同研究・開発や技術移転を図るものです。
プロジェクトの期間は、2019年6月から2020年11月までの18ヶ月が予定されていて、従業員数1,000人以下の中小企業のマネジャーや意志決定者、ビジネス開発者などを対象に、展示会やメッセ、セミナー、ワークショップおよび企業訪問などでの対話や情報提供、ネットワーク形成を進めることを事業内容としています。
この日、ドイツ人のみなさんは、香川大学や行政、経済界との提携を進めるため、香川大学でシンポジュームを開催しました。予定の全日程を終了して、ホッとされた状態で懇親会に臨まれました。
和気あいあいとした歓談のなかで、ドイツ人のみなさんから香川日独協会にすばらしいプレゼントが寄贈されました。それは、緑のベートーヴェン像で、香川日独協会とボン独日協会の友好の証しとしてふさわしいものだと思われます。多田野会長から、このベートーヴェン像は、今後香川日独協会の行事の際に、そのつど会場に飾られ、ドイツとの友好のシンボルとして活用されるでしょうとのお礼の言葉が伝えられました。
香川第九の会の中西久米子会長からは、来年5月にボンでの「第九」合唱に香川日独協会からも多くの会員に参加をお願いしたいとのお誘いがありました。
さわやかな秋の夜長、みなさん楽しい語らいとおいしいお食事で、日独親善の実りある時間を過ごされました。