Berichte

かがわ国際フェスタ2023に出展しました|香川日独協会若者の会

2023年10月9日、かがわ国際フェスタ2023に出展しました。
ブースには150人を越える方に立ち寄っていただき、ワインを飲まれた方からは「こんなに美味しいワインは初めてです。どちらで購入できますか?」といった感動の声や質問をたくさんいただきました。

後方に展示している写真は若者の会結成当時に作成したもので今でも使って頂き嬉しく思いました

ブースには新婚旅行でドイツに行かれたご夫妻、来年ドイツ旅行を計画している方、ワインが大好きな方、お仕事で駐在されていた方など、ドイツと色々な形で関わりのある方々との出会いがたくさんありました。

香川日独協会のイベントはおもしろそうだ!前向きに入会を検討したい!といった声も複数の方からいただきました。
来年以降も貴重な機会と考えて、より充実したものにしたいものです。

長町篤:仁信由美子、大久保あい、髙橋圭輔

独日文化交流育英会の奨学生が来県されました

2023年10月8日、独日文化交流育英会の事業でマイト・ピア智子さんが率いる5名の奨学生が高松に来てくれました。
栗林公園公園、屋島、鬼無の盆栽を回り、日独協会の事務所で意見交換をしました。お昼のうどんは全員完食、とても美味しかったようです。

香川日独協会 会長 住谷幸伸

https://photos.app.goo.gl/XrwmnDY8qaT5qmTP7

ボンを訪問し今後に向けての意見交換を行いました

2023年6月18日から21日までの間、仁信事務局長、林事務局次長、植松事務局員と共にボンに滞在して、ボン独日協会のザビーネ会長をはじめ役員の歓迎を受けました。

滞在中はボン市当局の担当職員とお会いして、高松市長からの親書とプレゼントをお渡ししました。

来年は本会とボン独日協会とが友好提携をして30年の節目の年であり、相互交流をすることで話し合いがまとまりました。
まず10月にボンからの訪問団を受け入れ、11月24日から26日まで本協会の訪問団がボン市を訪れる予定です。

またボン市とはユース世代の各分野の交流も進める方向で意見交換をしました。若い世代の参加も募りたいと考えています。

詳細については今後理事会にて話し合いたいと思います。

香川日独協会 会長 住谷幸伸


期間中、河原在デュッセルドルフ総領事公邸を訪問し歓迎を受けました。


滞在中の様子

https://photos.app.goo.gl/zWMqY4Mrfy7J1qrq6

2023年全国日独協会連合会総会参加報告

2023年4月21日(金)、全国各地の日独協会が一同に会し、日独交流について話し合う「全国日独協会連合会総会」が、実に4年ぶりに対面形式で開催されました。

本会からは、住谷会長と私の2名が出席し、総会には、駐日ドイツ大使館クラウス・フィーツェ主席公使、ペーター・マイヤー独日連合会副会長などをお迎えして65名の日独関係者が参加しました。
当日は、東原敏昭会長が議長となり
(1) 八木前駐独日本大使の会長代行選任
(2)令和4年度決算
(3)令和5年度予算
を承認し、令和6年度総会の東京開催を確認しました。
続いて、全国の独日協会から活動を報告しましたが、それぞれ3分間に納めるのはとても苦労しました。

午後は、独日連合会マイヤー副会長及び理事のユリア・ミュンヒ・ベルリン日独センター事務局長からの連合会活動報告の後、「時代の転換と日独関係」と題し、ドイツ日本研究所のフランツ・ヴァルデンベルガー所長の基調講演がありました。経済学博士として、日独両国の政策の違いなどを具体的な数字に基づいてわかりやすい日本語でていねいに説明いただき、非常に興味深い講演でした。不確実性を増す現代において、知識を身につけ、異文化に触れて様々な体験をし、視野を広げて自らを豊かにすることが大切!という若い世代にもぜひ伝えたい素晴らしい講演でした。終了後、電車を乗り継いで大使館へ移動。クレーメンス・フォン・ゲッツエ大使主催のパーティーでたくさんの方々とお話ができてとてもいい経験をさせていただきました。

2022年4月22日(土)、信濃町の日独協会会議室に会場を移し、分科会が開催されました。独日連合会マイヤー副会長とミュンヒ事務局長から、2018年に金沢で開催された連合会総会での「金沢宣言」に基づき、「パートナーシップ会議2024・日独国際交流会議」を来年2024年秋にベルリンで開催することについて、ドイツ側の取り組みについて説明がありました。

事務局 林 充代

トリーア独日協会との交流

2023年(令和5年)2月22日(火)トリーア独日協会会員7名が来県され、香川日独協会会員5名と香川大学に留学中のアレックス君がお供をして観音寺市・三豊市・丸亀市を観光し交流を深めました。以下、その様子を報告します。

ドイツ人の一行は午前10時31分に特急うずしお8号で高松駅に到着し、出迎えた我々と合流した後、2台の大型タクシーに分乗して観音寺市に向かいました。
観音寺市に到着したのは、うどん屋さんが混雑し始めるお昼前で、我々は「かなくま餅福田」で香川県ならではのあん餅雑煮うどんを味わいました。ドイツ人の反応はさまざまでしたが、これまではつけ麺を食べる機会が多かったのか、「今回は、うどんが最初からどんぶりの中に入っていたので比較的食べやすかった」との感想も聞かれました。

食事の後、お店の駐車場で簡単な開会式を行い、ヨーハン=アウバート会長さんからご挨拶をいただきました。アウバートさんは、トリーア独日協会の会長として、またスポーツ少年団にも関わって独日の交流に尽力してこられ、これまでに来日された回数は80回を超えるそうです。特に新潟県長岡市との交流に特別な功績があり、今回は長岡市の名誉市民として表彰されたとのことです。

さて、観光の手始めは近年「天空の鳥居」ということでインスタ映えスポットとして人気の高い高屋神社を訪れました。平日だったので、幸い対向車にはさほど頻繁には出くわしませんでしたが、細い坂道を登って頂上付近の駐車場にたどり着きました。そこからさらに急坂を徒歩で登らなければなりませんでしたが、神社の鳥居から眼下に観音寺市街と燧灘(ひうちなだ)が見渡せる絶景にはドイツ人の口から感嘆の声が漏れ、満足してもらえたようでした。

次に琴弾公園に移動し、高台から銭形砂絵を鑑賞しました。ドイツ人は、砂を使って江戸時代のお金をかたどっていることや、砂絵を美しく整えるために春と秋に市民が中心になって砂ざらえが実施されていることなどを面白く感じたようです。
続いて父母ケ浜を訪れました。ここは、干潮時には、南米ボリビアのウユニ塩湖のように空と海が上下シンメトリーのオシャレな写真が撮れることから、これまた最近人気のスポットになっています。ところが、我々がここを訪れた時間帯は、あいにく満潮から1時間ほどしか経っていない頃だったので、お目当ての絶景は見ることができませんでした。そこで、私のスマホの中に、以前夕暮れ時に息子夫婦を写した写真があったので、それを幾人かのドイツ人にお見せすると、「ここでこんなに美しい写真が撮れるのか!」と残念そうに感嘆の声を上げていました。

父母ケ浜の見学が短時間で終了することになったので、予定にはありませんでしたが、丸亀の本願寺塩屋別院にみなさんを案内することになりました。この寺院は、第一次世界大戦時にドイツ兵捕虜の収容所が置かれており、300名余りのドイツ兵が収容されていたドイツとゆかりの深い場所です。お寺の許可を得て本堂にも入らせてもらい、私のほうから、ドイツ兵捕虜は比較的自由な生活を送っていたこと、さまざまな文化活動やスポーツ活動もおこなわれていたことなどを説明させていただきました。みなさん興味を持ってくださり、とりわけアウバート会長さんはドイツ兵捕虜収容所に強い関心を持たれ、他の収容所跡にも行かれたことがあるそうで、予定になく急遽塩屋別院を訪問したことに「うれしいサプライズだ」ととても喜んでくださいました。

高松に戻り、さくらの杜保育園を見学した後、「珈琲萌木」で少し早めの夕食をとりました。今や日本の国民食の一つとも言えるカレーは、外国人にも人気が高いそうですが、夕食のカレーはドイツ人のみなさんにも大変好評のようでした。
夕食後ドイツ人一行はホテルにチェックインして暫し休憩をとってもらい、19時から瓦町FLAG8階の瓦町市民活動センター会議室で意見交換会をおこないました。

意見交換は、日独両国間の日独・独日協会やスポーツ少年団などを通じての交流会を活性化させる方策が中心テーマでした。とりわけ、若者の交流に重点を置くことの重要性について共通認識がもたれました。ドイツでは、独日協会、スポーツ少年団を問わず27歳以下の青少年に対しては国が経済的な補助をして海外交流を促しているそうです。日本にはそのようなシステムがないので、市や県の国際交流協会などに働きかけてスポンサーを捜す必要もあるのではないかとの意見も出されました。
また、ドイツでは1週間ほどのキャンプに諸外国の若者が参加する催し物があるそうで、香川日独協会としても、そのような催し物の案内をいただければ、若者の参加について実現可能な方策を探っていきたいとの意向が示されました。

意見交換の終了後、20時30分香川日独協会の事務所内で集合写真を撮影し、本日の交流会はお開きとなりました。

副会長 田村 慶三