定例総会開催
2012年5月13日(日)香川日独協会の定例総会が、ホテルクレメントにて行われました。
今年は、神余前ドイツ大使の記念講演が同時に行われることもあり、昨年に続いて70数名の出席を得て、大いに盛り上がって開催されました。
議案審議は次の通りです。
(向井副会長の司会で進行されました。)
- 1号議案 平成23年度事業報告書承認の件
武部会長より,協会会報第17号に記載の通り、創立20周年記念式典、レセプション(5.15)ドイツビールを楽しむ会(7.9)、オクトーバーフエスト(11.5)記念植樹(11.10)春を呼ぶ会(2.5)、そのほか、多くの日独交流行事を実行した旨報告があり,承認されました。 - 2号議案 平成23年度収支決算書承認の件
三谷会計担当理事、大西監査役から報告あり、承認されました。 - 3号議案 平成24年度事業計画案
武部会長より提案あり承認されました。 - 4号議案 平成24年度収支予算案承認の件
川井田理事より提案あり承認されました。
以上、議案審議はすべて満場一致で承認され終了しました。
あと報告事項として
武部会長よりドイツからの留学生に奨学金授与の提案があり、承認されました。
総会記念講演会
最近のドイツ事情とこれからの日独関係―ドイツ大使を終えて」
香川日独協会総会に引き続き、午後4時45分より1時間、JRホテルクレメント高松において、神余前駐ドイツ大使による記念講演会が開催されました。
講師の神余氏は、香川県琴平町のご出身で、1972年に外務省に入省し、2008年から本年2月まで駐ドイツ特命全権大使を務められ,現在は関西学院大学副学長として活躍されています。外交の最前線で関わられた豊富な知識と経験を基に「最近のドイツ事情とこれからの日独関係―ドイツ大使を終えて」という演題で行われました。「メルコジ」と言われたようにメルケル独首相がサルコジ前仏大統領とともにEUを牽引してきましたが,オランド大統領に代わってもその状況に大きな変更はない、またドイツがEUから撤退することもあり得ないとのことでした。
今後の日独関係の強化には日本の政権の安定化が必要であること、日本は世界3位の経済大国であり,外からは大国と見られている,その自覚を持って、いかにリーダーシップを取って行くかが今後の大きな課題であると結ばれました。
折しもギリシャの財政悪化やフランス大統領の交代もあり、皆講演に真剣に聞き入っていました。
レセプション
レセプションは総会並びに講演会終了後、午後6時から3F玉藻に会場を移し総会記念講演会の講師を務めていただきました関西学院大学副学長・前ドイツ大使神余隆博ご夫妻をお招きし、71名参加のもと開催されました。
開会の辞の後、香川日独協会の武部裕光会長が挨拶を行い、引き続きご多忙の中御臨席を賜りましたご来賓の皆様を代表していただき参議院議員の磯﨑仁彦様、琴平町長の小野正人様からお祝辞を頂戴いたしました。
その後、5月8日に平成24年度憲法記念日香川県知事表彰を受賞されました、香川第九合唱団代表の中西久米子様、武部会長のお二人にお祝いの花束が贈呈されました。
次に、祝典演奏では香川日独協会会員でオカリナ奏者の三宅真紀子さんとピアノ伴奏者の山橋佳代さんのお二人による美しい音色のすばらしいオカリナ演奏を堪能しました。
続いて、合気道説明演武は西原浩副会長と香川大学合気道部員による合気道の演武披露とその魅力について紹介が行われました。
そして、中村敏子名誉会長の乾杯の音頭で懇談に入り、おいしいドイツ料理とドイツワインに舌鼓を打ちながら会話も弾み大変和やかで楽しいひとときを送りました。
最後は、神余前ドイツ大使からドイツと日本の現状など大変興味深いお話を繰り広げていただき、向井功一副会長の閉会の辞により大盛況のうちにお開きとなりました。