ドイツ便り インターンシップ ボン

jdgkagawa20130121_01こんにちは、香川大学の中森章絵です。私は大学のプログラムを利用しドイツのボンで半年間インターンシップを行なっています。インターンシップも終盤に差し掛かり、残り少ないドイツ生活を楽しみつつ、仕事の仕上げや報告書作成に励んでいます。とても楽しい年末休みを過ごすことができましたのでドイツ便りに近況報告させていただきます。


クリスマスの過ごし方

Weihnachtsmarkt

私は出発前からドイツのクリスマスを楽しみにしていました。ボンを始めいくつかのクリスマスマーケットを訪れましたが、街によって規模や雰囲気も様々で、どの街を訪れても楽しむことができました。その中でも印象に残ったジークブルクについて紹介します。

ステージでの演奏ジークブルクはボンから少し離れた場所にあり、規模はとても小さなクリスマスマーケットです。働いている人々はみんな伝統的な民族衣装を着ていて、1日に数回、ステージで演奏が行われます。昔のドイツのクリスマスの様子がそのまま再現されており、中世のヨーロッパに来たような体験が出来ました。

Glühwein

ドイツのクリスマスはグリューワインを味わえることでも有名です。クリスマスシーズンは私の通う大学でもグリューワインを飲むことができ、昼食後はよく研究室のメンバーとワインを飲んでいました。
一般家庭でのクリスマスの伝統的な過ごし方にFeuerzangenbowleという行事があります。私も独日協会ボンの役員をされている小林さんのお宅に招待していただいた時、Feuerzangenbowleを体験することができました。これはレモンやオレンジを入れたワインの中にラム酒を染み込ませた砂糖の塊を溶かし込んでいく過程を楽しむものです。ワインと柑橘のいい香りが漂い、ラム酒についた青い炎も綺麗で、おいしいワインと一緒にとてもロマンチックな雰囲気を体験することができました。

作っている様子
作っている様子
完成したFeuerzangenbowle
完成したFeuerzangenbowle

年越しの過ごし方

Silvesternacht

年越しは数人の友達とケルンで花火を見てきました。新年を祝うため、街中がお酒や花火を持って人で賑わっていました。年明け間近になるとライン川周辺を拠点にたくさんの花火が上がり始め、カウントダウンが始まる頃には日本の花火大会でも見たことのないような数の花火が打ちあがりとても綺麗でした。華やかな花火の中、周囲の人達も巻き込んで祝う盛大な年越しは、除夜の鐘や初詣といった日本の正月とは異なり、とても心に残る一生忘れられない年越しになりました。

ケルンの花火
ケルンの花火
[本文、写真 | 香川大学工学部 中森章絵]