今年の5月は私にとっては特別でした。2年に一度、イタリアのブドリオ（ボローニャ近郊）という街で「オカリナ国際フェスティバル」が行われています。この街はオカリナの発祥の地で、オカリナを演奏している私としてはぜひ一度訪れてみたい街でした。そして、今年の5月1～3日にこのフェスティバルが行われ、私も参加させていただきました。
ドレスデンからは片道約1000kmでしたが、今回は車で移動することにしました。途中はインスブルックで一泊し、雪道のアルプスを超えてイタリア入りしたのもまたとても楽しい道のりになりました。
ブドリオでは3日間に渡り、世界からオカリナ奏者やオカリナファンが集り、またいろんな国のオカリナのスタンドが出て、オカリナ好きにはたまらない3日間でした。日本からも、宗次郎さんはじめ、山城奈奈子さんや国内外でご活躍されているオカリナ奏者やアンサンブルグループもたくさん参加されていました。このフェスティバルを主催されているブドリオの街のオカリナ奏者ファビオ カッリーニさんにもお会いすることができました。ファビオさんは日本でもコンサートを行いますが、その人気はすごくチケットを入手するのも難しい状態です。そんなファビオさんのソロやアンサンブルの演奏をたくさん聴かせていただき、お話まででき、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、私もこのフェスティバルでオカリナの演奏をさせていただき、とても貴重で思い出深い経験をさせていただきました。この会場で、オーストリアのオカリナ博物館の方々と再会できたのもとても嬉しかったです。
フェイスティバル後は、ボローニャ、フィレンツェ、ピサ、ヴェネツィアを観光し、初めてのイタリア旅行を満喫しました。
5月19日は、岐阜県の日独協会の方がドレスデンに来られ、ドレスデンの独日協会とスタムティッシュを行いました。会場はたまたま前回ご紹介したレストランWatzkeでした。スープ、旬のホワイトアスパラガス、お肉料理、デザートをご用意していただき、おいしいお料理と楽しいおしゃべりであっという間に時間が過ぎてしまいました。みなさんとてもご親切で暖かな方々でした。
5月23日は、ドレスデンに在住の画家であり音楽家である岩井泰さんのアトリエで、バロックアンサンブルを演奏させていただきました。ヴィオラ・ダ・ガンバ（岩井さん）、スピネット（柳瀬敦子さん）と共に私はオカリナで参加させていただきました。私自身は初めてのバロックアンサンブルでとても緊張しましたが、共演者のお二人とお客様に支えられて貴重な経験をさせていただきました。この日はアトリエ公開日で、岩井さんの絵画が展示され、バロック音楽と絵画で心地よい土曜日の午後を送ることができました。
グバレフ-三宅 真紀子香川日独協会会員。ドレスデン椿の会会員。
2011年12月より本格的にドレスデンで生活することになりました。ドイツの家族やその友人、独日協会、日本人の会の方々に支えられながら、ドイツ生活を送っています。