まちづくり講演会 ドイツに学べ!! スポーツの力でまちづくり

2015年11月5日、香川大学においてドイツスポーツユーゲント(ドイツのスポーツ少年団)で日本部会役員を務める、ヘルムート・ランゲ氏、ディータ・ハウク氏の2名の講師を招き講演会を実施しました。テーマは「ドイツに学べ!! スポーツの力でまちづくり」で、ドイツにおいてまちづくりにスポーツがどのように関わっているか詳しくお話をいただきました。

ドイツではスポーツが地域コミュニティの核として位置づけられており、約90,000の地域スポーツクラブが存在します。会員数は約2,700万人で、国民の3人に1人が入会しています。地域スポーツクラブは住まいから身近な場所に設置されており、会員はクラブハウスを活動拠点として活動しています。また、体育館やグランドを保有しているクラブが多く、地域の住民によって運営されています。ドイツには部活動はなく、子どもは学校が終わると自分の町の地域スポーツクラブで活動します。大人も仕事が終わると地域スポーツクラブで活動します。スポーツクラブは幼児から高齢者まで地域住民が集う場所になっていて、生涯スポーツの拠点となっています。ドイツで地域スポーツクラブはスポーツをする場所だけでなく、まちづくりの中枢になっているといえます。

当日は当会会員である香川大学の山田香織氏とノイマン・フローリアン氏に通訳としてご協力をいただきました。参加者は53名で講義室は満員となり、補助席で対応しました。講演会の終了後、講師を交えて歓迎交流会も行われ、楽しい会話が弾みました。

この場を借りて講演会の開催にあたり、後援をいただきました香川県教育委員会、公益財団法人香川県体育協会、高松市、高松市体育協会、香川大学大学院、地域マネジメント研究科の皆様にお礼を申し上げます。

理事 住谷 幸伸