12月6日(火)11:00に高松駅前を出発した13名の訪問団は、14:20梅田スカイビルに到着し、14:30~15:30総領事館を訪問しました。
入館の際には、外部と内部をつなぐガラス張りの部屋に4名くらいずつ入り、金属探知機を使ったボディチェックを受けました。
広い廊下の壁には人工衛星から撮影したベルリン中心部の大きな写真が掲げられていて、3Dメガネ(赤と青のセロハンを貼ったもの)を掛けると立体的に見えました。16名のスタッフには一人一人ゆったりとしたオフィスが与えられておりgemütlichな雰囲気でした。
この日は本国の査察が入っていて大変忙しい中でしたが、ケーラー総領事は、気さくに執務室で我々をもてなしてくれました。総領事館は35階に位置するので、北側と東側に大きく開いた窓からはすばらしい眺めが見渡せました。北の眼下には淀川が流れ、遠くに六甲の山並みが望めます。南東には生駒山地を背景に高層ビルの合間に大阪城がこじんまりと見えました。
総領事は、「歴代ドイツ大統領は日本を訪問しており、日独関係は安定して保たれている。両国の日独(独日)協会の交流がその基礎を支えている。少子化、環境、エネルギーといった共通する問題を抱えており共に考えて行くことが必要だ。」と話されました。
これに対して多田野会長は、「香川日独協会はボン独日協会と20年来の姉妹提携を結んで交流を続けており、とりわけ近年は若者の交流に力を入れている。」と応えました。
総領事からは訪問者一人一人にお土産(ドイツ外務省の布製バッグとドイツのイラストマップが描かれたクリアファイル)をいただき、総領事と一緒にホールで記念撮影をして1時間ほどの訪問を終えました。
このあと梅田スカイビル前の広場で開催されているヴァイナハツマルクトを自由に散策しました。回転木馬のコーナーやクリスマスのオーナメントを販売する店、ドイツの名物料理にビールやワインを売る店などが並び、日本人の売り子に交じってドイツから来た売り子さんの姿も見えました。訪問団のみなさんは、テューリンガーヴルスト(ハーブ入りソーセージ)を味わいながらグリューヴァインで暖を取っていました。この日はドイツでは「聖ニコラウスの日」、クリスマス気分も高まっていることでしょう。16:30に梅田スカイビルを出発、19:55高松駅に到着して解散しました。