2019年2月23日に花園町にあるKinco. hostel + cafe にて「Fastnacht(ファスナハト)を祝う会」を開催いたしました。年1度の香川日独協会 若者の会による企画で、本年も盛大に楽しい会を開催することができました。
「Fastnacht (ファスナハト)」、「Fasching(ファッシング)」、「Karneval(カーニバル)」は、南ドイツの風習で、古来ドイツではイースターまでの46日間の断食期間が定められ、その直前の1週間を食べ納めのお祭りとしたそうです。現在は愉快な仮装をした大規模なパレード、伝統的な民族衣装や仮面をつけたパレードなどを楽しむイベントです。
本年はドイツ料理とドイツビールをご用意、また恒例のネクタイカットに加え、ケルンのカーニバルで歌われるKlüngelköppのStääneという曲の合唱を行いました。
お料理
お料理は、三木町のグリュースゴット様にお作りいただきました。レンズ豆と自家製ベーコンのサラダ、ニュルンベルク風焼きソーセージ、ミートローフとハム・チーズの盛り合わせ、シュバーベン風プレッツェル、ニュルンベルク風ソーセージ、鶏レバー団子のスープをご用意いただきました。また、お飲み物はドイツビールをご用意、また大坂副会長よりドイツワインをご提供いただきドイツの雰囲気を満喫できるお食事となりました。
ネクタイカット
本年も恒例となったネクタイカットを行いました。ラインラント地方のFastnachtでは「Weiberfastnacht(ヴァイバーファスナハト)女性のカーニバル」が初日に行われます。女性が市庁舎など権力の中枢へ乗り込み、男性の権力の象徴でもあるネクタイを切り、お詫びにキスを贈るというイベントです。本年もご列席の皆様にネクタイカットにご参加いただき、ドイツの文化に触れながらご参加の皆様と交流することができました。
KlüngelköppのStääne(シュテーネ)合唱
本年は、東京で音楽家・声楽歌として活動をされている香川県ご出身の鬼無亮仁様にご協力をいただき、ケルンのカーニバルで歌われるStääne(シュテーネ)という曲を合唱しました。その歌詞は故郷を想わせる内容で、鬼無様による日本語訳の歌詞とドイツ語歌詞で合唱を行いました。はじめにオリジナルの音源で曲を聞いたのち、鬼無様のピアノ伴奏で合唱を行いました。会場が一体となり奏でられた合唱は、カーニバルのクライマックスを想わせるとても素敵な時間となりました。
おわりに
本年も香川日独協会の皆様のご協力のもと、盛大な会となりましたことをこの場をお借りし御礼申し上げます。また、本会開催に際し、合唱のご提案及び当日の実演をいただきました鬼無亮仁様にも心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。