Berichte

総領事館訪問・大阪クリスマスマーケット

集合写真(総領事館内)

11月23日、坂出、高松を出た大型観光バスは27名の参加者を乗せて、一路大阪市北区の大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館に向いました。淡路島サービスエリアで休息後、お昼過ぎに到着しました。 総領事館のある大阪スカイタワービル地下には大阪の昭和時代の町並みを再現した飲食街(滝見小路)があり、参加者は各自食事を楽しみ、14時に総領事館を訪問しました。

ビーダーマン副総領事がお忙しい執務の時間を割いて、圧巻の展望を誇る執務室のご案内、副総領事としての日常業務やこれまでの各国での任務、ドイツ外務省のこと、そしてプライベートに至るまで質疑応答を受けながら興味深いお話を繰り広げてくださいました。通訳は飛鳥井たまき翻訳官でした。

領事館訪問後クリスマスマーケットに移動し、駆けつけてくださった大阪日独協会の和田事務局長をはじめ同協会の会員の有志の皆さんとグリューワイン(ホットワイン)片手に歓談したり、世界最大のクリスマスツリー点灯に歓声をあげ、また商品のみならず資材に至るまで全て本国からの輸入という本場のマーケットで買い物を楽しみました。時間とともに暗くなりイルミネーションがますます美しくなってきましたが、名残惜しくも18時のバスで無事、帰路につきました。

ビーダーマン副総領事をはじめご案内いただきました総領事館の皆さま、そして交流にお集まりいただきました大阪日独協会の和田事務局長をはじめ皆さまに心より御礼申しあげます。

[中尾友紀]

オクトーバーフェスト開催

昨年に引き続き、ドイツ銘醸ワインによるオクトーバーフェストが、10月24日(日)午後6時半よりリーガホテルゼスト高松 レストラン時香にて開催されました。

向井副会長の進行のもと、武部会長によるあいさつ、そして多田野顧問のユニークな乾杯の音頭でスタートした会は、まず音楽から。近藤会員からの興味深い紹介で演奏してくださった今回のゲストは、香川を代表するパーカッショニストとピアニスト、何森博子氏、森ゆき子氏、佐々木千文氏です。

一杯目のスパークリングワインのパールワインに呼応するかのような軽快なリズムに手拍子も飛び出します。

そして、料理長からのドイツ料理解説ののち、シニアソムリエ 高橋有紀氏による今日のワイン解説とさらに親しみやすいワインにまつわるお話です。今回のテーマはワインとお料理のハーモニーでしたので、お料理をより引き立てるワインが次々にサーブされました。

モーゼル地方の辛口白ワイン、ラインガウ地方のやや辛口白ワイン、ファルツ地方の赤ワイン、そしてデザートのアップルクーヘンとともに食後酒のサワーチェリー・リケールを堪能しました。

会場では4名の方が新入会員にお申込みいただくなど大変和やかに楽しく盛り上がり、ワインの酔いも冷めやらぬまま、名残惜しくも西原副会長のあいさつでお開きとなりました。

「ドイツビールを楽しむ会」開催!

香川日独協会恒例のSOMMERFEST・「ドイツビールを楽しむ会」が平成22年7月31日(土)午後7時より、リーガホテルゼスト高松 屋上スカイガーデンにおいて、多数の会員参加のもとに開催されました。

武部会長のあいさつ、乾杯の音頭で待望のビールの会が、日本語とドイツ語で「乾杯!」「Prost!」「zum Wohl!」と、参加者思い思いの言語が飛び交う中、懇親の宴が賑やかに始まりました。

今年の夏は近年にない猛暑のため、会場は満員の盛況となっており、特にビールは格別においしく感じられ、ついつい飲み過ぎてしまいました。

ホテルの用意するビールは、Löwenbräu(レーベンブロイ)以外に、日本、ベルギー、イングランドなど、国際色豊かなビールが楽しめるため、人気があるようです。

そうこうするうちに、ゾンマーフェストも、あっという間に予定の2時間が過ぎ、武部会長の中締めで盛会のうちに終了しました。

なお、8月27日(金)には、丸亀で「ビールとドイツ音楽の夕べ」がドイツ総領事館領事をお招きし、開催される予定になっていますのでふるってご参加下さい。

西川 欽也

駐日ドイツ連邦共和国大使 来県

近年にない猛暑の7月20日、 駐日ドイツ連邦共和国特命全権大使 Dr. フォルカー シュタンツェル閣下が来県されました。 公式行事として香川県知事表敬訪問、四国経済連合会会長表敬訪問が行われ、その後、香川日独協会若者の会メンバーと共に栗林公園を観光された後、メインの行事である講演会で「今後の日独関係への考察」と題して講演されました。

写真・フォルカー シュタンツェル博士

  • 講師のプロフィール
  • 1948 クロンベルク(フランクフルト近郊)出身
  • 1968 フランクフルト大学にて日本学、中国学、政治学専攻
  • 1972 京都大学へ留学 (3年間)
  • 1979 ドイツ連邦政府外務省入省
  • 1980 ケルン大学にて博士号取得(Ph.D)
  • 1982 在日大使館 政務・広報担当
  • 2004 駐中国大使
  • 2007 本省 政務総局長
  • 2009 駐日大使

公式行事1 知事表敬訪問

空路高松へ到着されたシュタンツェル大使は、出迎えた武部会長、宮内理事の案内で香川県庁を訪問されました。 県庁1階車寄せに到着すると、川池知事公室長、田川国際課長の出迎えを受け、公室長の案内で知事応接室へ向かいました。エレベーターを降りると、真鍋知事、高木副知事の出迎えを受け、知事のご案内で応接室へ通されました。

公式の挨拶以外はすべて日本語で会話され、スイスに駐在の経験のある真鍋知事とは話が弾みました。真鍋知事からは昨日始まった瀬戸内芸術祭の説明があり、大使も大変興味を持たれているようでした。会見は予定していた時間をオーバーするほど、弾みました。

公式行事2 四経連会長表敬訪問

知事表敬の後、シュタンツェル大使は四国電力本社内にある四経連を訪問し、会長の常盤百樹氏と会見されました。玉藻城、瀬戸内海が一望できる応接室で、常盤会長は昨年訪問したドイツの話を交え、ドイツへの親近感をお話しになりました。また、大使と常盤会長は京都大学の同窓で、同じ時期に京都で生活されており、京都の話題でも盛り上がりました。

栗林公園観光

シュタンツェル大使は、多忙なスケジュールの中栗林公園観光を観光され、武部会長及び向井副会長、そして日独協会若者の会メンバー5名も同行させて頂きました。

夏真っ盛りの暑い日差しの中、栗林公園那須所長様の庭園や建築物の歴史に始まり、至る所で目にする松や庭石の由来や意味、各所での見どころといった情熱的で細やかなご説明のもと、シュタンツェル大使も「一歩一景」をご堪能された様子でした。

散策の途中では、掬月亭において素晴らしい景色を眺めながらの休憩をとりました。そこではとても猛暑と思えないほど涼しく、心地よい風がしばし夏の暑さを忘れさせてくれました。冷たいお抹茶と和菓子に舌鼓を打ちながら、穏やかな歓談の時間となりました。

何度訪れてもその表情や美しさに飽きることのないこの公園をシュタンツェル大使に興味深く散策していただき、また貴重なお時間の中、共に時間を過ごさせていただいたことを、深く感謝したいと思います。                     (多木真由美)

大使講演会

瀬戸内海の展望が開け、当日は特に夕日の美しいかがわ国際会議場で開催され、演題は「今後の日独関係への考察」でした。200名を超す会場を埋め付くす満員の聴衆を前に、過去の日独関係の発展の歴史を踏た今後の交流の取り組み方と展望について興味深い講演をされました。

戦後の両国の発展プロセスは似通っており、他国との関係と比較して経済的交流よりも学術的交流が盛んであったことが大きな特徴として挙げられました。そしてさらに国と国よりも人と人との交流があったことは、現在のような信頼関係を築く礎となり、環境問題、資源安定供給などの複雑な問題を解決する重要な要素であると示唆されました。

市民ひとりひとりの取り組みにかかっている市民レベルでの両国の真の交流は、来年の日独交流150周年が良い契機になるだろうという大きな期待での講演のしめくくりです。

その後30分にわたり、活発な質疑応答が交わされましたが、一貫してソフトパワーの重要性と両国の類似性、日本への敬意と愛情を表現する大使のご姿勢には、香川日独協会として大いに励まされる一日となりました。

全国日独協会会長会

7月17日(土)にドイツ連邦共和国大使より招待を受け、東京南麻布のドイツ大使公邸にて全国日独協会会長会が開催され、武部会長が出席しました。来年の日独交流150周年を迎え、全国の日独協会に記念イベントの開催を依頼するものでした。香川日独協会も独自のイベントの開催を予定しています。

大使館から日独交流150周年のロゴの使用が推奨されました。