Berichte

伝統菓子教室vol.2 ‘欧風古典菓子を訪ねて’

去る9月7日(木)今回は東京より、パリ、ウイーンなどで修行され、本場の欧風菓子を日本に紹介された草分けとして著名な、藤生義治シェフをお招きして、 サンポートのヨンデン・プラザにて開催されました。四国では滅多に受講することのできない教室とあって、立ち見も含め、協会内外より24名の参加がありま した。実習として、「イチジクのウイークエンド」「ティラミス・ヌーヴォー」をそれぞれ製作し、そして藤生シェフの実演という形で「ボンボンフィユテ・ア マンド」「フォンダン・キャンディー」という日本では稀有な技術を見学しました。

受講者の声;

  • 「ウイークエンドは美味しいし、手軽に作れるレシピでしたので早速家で作りました。」
  • 「ボンボンはなかなか見ることのできない技術を拝見し感動しました」
  • 「四国では珍しい教室、大きな刺激を受けました」
  • 「こんな優しいお味のティラミスは初めて。シェフのお人柄ですね」
  • 「素敵な藤生シェフのお話と進行でとても楽しい時間でした」
  • 「早速家族に振舞ったところ、大好評でした」

ひとくちにお菓子、といっても永きにわたる人々の知恵と工夫が積み重ねられてきたもの、まさに歴史的芸術のひとつであると実感しました。藤生シェフは 40年以上もお菓子作りを続けていらっしゃいますが、「これで終わりということはなく、やればやるほど奥深く、やりがいのある仕事です」と、おっしゃって いたのが印象的でした。ぜひ、またご来高いただきたいと思います。ご協力いただきました、菓子材料の㈱塩井隆商店様には深く御礼申しあげます。

担当)中尾友紀 武部玲子
藤生シェフのお店; パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ
東京都日野市高幡17-8 (年中無休)8:00~20:00
TEL;042-591-0121

暑中お見舞い

ご無沙汰してます。お元気ですか?
今回Augsburgの近くのAicachでスポーツ少年団日独同時交流の受け入れがあり、九州のグループと行動をともにしてます。
そして今Allgaeuというところにいます。アルプスの標高1000mちょっとのところにある山小屋でみんなと一緒に滞在しています。アルプスの景色は最高にきれいです。
残念ながら今日は天気はよくありませんが、雲海と稜線とたくさんの緑は趣のある風景です。
そして今朝は搾りたてのミルクを飲みました。
その後高松の渇水はいかがですか?少しはよい方向にむかっていればいいのですが…。
インターネットにまだ接続していないので、このような日本のニュースを聞くといつも驚かされます。
ではこのあたりで。
日本はかなり暑いと聞きました。体調を崩さないようご自重ください。
森本彩也花

事後報告 イザローンを振り返る9 「幼稚園児はなかなか手ごわい」

暑中お見舞い申し上げます。洪水の後は、猛暑。。お体には御気をつけ下さい。
Nummer9をお送りします。
昨年9月と12月に、市内のヒンデンブルク幼稚園にお邪魔させてもらいました。
朝8時頃から、お家の方に連れられて子供達は幼稚園にやって来ます。そして、順番に持参した朝食をとっていきます。小学校でもそうでしたが、朝食をきちんと摂るということが徹底されているようです。園内は、年齢ごとに分かれた教室はなく、目的に応じた部屋(工作の部屋、おもちゃの部屋、読書の部屋、運動する部屋、落ち着く為の部屋、○○ごっこが出来る部屋など)があります。少し落ち着くと、朝の会が始まり、全員が円になって、歌を歌ったり、あるテーマについて学んだり、最後に先生(保育士)方が順番に「私は今日、○○の部屋で○○をします。」と言うので、それを聞いて子供達は自分が行きたい所へ散らばっていきます。時には、年齢に応じて、裁縫をしたり、市場へ買い物に出かけたりなど、特別活動も行われます。
「あい(私の名前)、おはよう。」から始まり、「積み木で遊ぼう。」「子供の役をやって。」「このゲームを一緒にしよう。」と忙しくなるのですが、一番困ったのが、やってみて初めて気付きましたが、「この本読んで!」というお願いでした。本は全部ドイツ語です。私の下手なドイツ語で申し訳ないと思いながら、しかも「これは何?」と聞かれると、分かりやすくドイツ語で説明してあげなければなりません。子供達は、理解できなければ、はっきりとそれなりの反応します。小さい子供は本を誰かに読んでもらうのがとても好きで、ホストマザーのお孫さんも同様でしたが、まるで試験を受けているようで大変苦労しました。「ドイツ語を勉強する時は音読をするべし。」と、手ごわい幼稚園児から教えられたのでした。言葉だけでなく、小さな体の全てを使って感情をぶつけてくる子供達に対して、慎重に言葉や態度を選びながら接していく先生方の姿にも色々と考えさせられました。
もう一つの「手ごわかった」ことは、街で私を見かけたら、所構わず大声で「あーいー」と呼ばれたこと、いや、呼んでくれたこと。
長澤 あい