Berichte

お元気ですか?

ご無沙汰しています。
お元気にしてらっしゃいますか?
こちらは2週間ほど前はとても寒く、いよいよ冬の到来かと思っていましたが、ここ最近は暖かく、気持ちの良い気候が続いています。
大学へ行くための試験をうけ、その結果今聴講生として大学に通っています。なにもかも新鮮で、やっと自分の目指していた大学での勉強ができてとても満足しています。
もちろん、聴講生という立場には満足していませんが、正規大学生をを目指し、努力するのみです。
でも、聴講生の場合、学部の制限も単位数のきまりもないので、自分のペースで勉強することができ、今はこれでよかったのかなと思っています。
専攻は英語学なのですが、聴講生の利点で、ドイツ学の授業にも通うことができます。まだ新学期が始まったばかりで、わからないことだらけで、毎日に精一杯ですが、とても充実しています。
年末は日本に帰る予定です。
森本彩也花

奈良・神戸日独協会との交流会ご報告

10月21日(土)は天候にも恵まれ観光日和でした。
奈良日独協会は河野会長以下18名、神戸日独協会からは北沢副会長以下12名、香川は渡部さんと小生の総勢32名の参加があり大いに盛り上がり ました。
極楽寺での昼食(住職安芸さんの挨拶あり)、ドイツ館(館長挨拶、ワイン試飲、コーヒー、ケーキの接待あり)、バルト の楽園ロケ地見学その後バスを見送り別れました。               [西山 毅]

事後報告 イザローンを振り返る11 「跳び箱の練習で学んだこと」

Nummer11をお送りいたします。
子供達が私に向かって突進!! 私はそれを真正面からしっかり受け止める!! 10、11月、小学校の体育の授業で、子供達と跳び箱の練習に励みました。先生は、まず、跳び箱が得意な子と苦手な子に分けました。得意な子供達は、よりレベルの高い技を、苦手な子供達は、確実に跳べるように練習していきました。
私は、毎回、苦手な子供達の担当をさせてもらいました。具体的には、跳び箱のすぐ後ろに立って、彼らが跳んだときに、両腕をつかんで、前に引き寄せる、という補助と、その後アドバイスを与える役割です。
さて、いざ、練習に入ると、跳び箱に向かって走ってくる子供達の顔は、みんな真剣。そして、彼らを待ち構えている私は、それ以上に真剣。スピードが足りず跳び越えられない子、バランスを崩してしまう子、私と同じくらいの体格の子、助けは要らないと主張する子、どの子をも、しっかりと確実に受け止めなければなりません。もし、失敗すると、彼らは、恐怖感を覚え、もう、こちらに向かって走ってきてくれないでしょう。だからこそ、待ち構えているとき、「お願い!」と言わんばかりの子供達の気迫と、緊張感に私は押しつぶされそうでした。
役目は、まだ続きます。受け止めた子が、自分ひとりで跳んだ時のイメージがわく様に、前方へ導いてあげること、そして、それぞれに必要なアドバイスを実際に示しながら与えること、その点が少しでも達成できれば、しっかり褒め、一緒になって喜ぶこと。できていなくても、君ならできる、と自信を持たせること。実際に、喜んでいる顔をみると、こちらも自然に嬉しくなりました。
汗だくになりながら、何度も何度も練習してきた結果、なんとあるクラスは、全員跳び箱が出来るようになりました。「スポーツ万能のクラスだね。」と先生が子供達を褒めてあげました。
たかが跳び箱。しかし、思っていた以上に気力と体力を消耗し、また、子供達とのつながりを強めてくれた、有意義な授業でした。そして、この跳び箱的受け止め方は、日常の学校生活においても重要なのではないかと思いました。子供達のメッセージを真正面から受け止め、それに対して、自分の力で次に進めるような手助けをしてあげる、その成果を一緒に分かち合う。。。
長澤 あい

事後報告 イザローンを振り返る10 「幼稚園での日本週間」

長らくお休みしておりましたが、Nummer10をお送りいたします。
前回に引き続き幼稚園での活動の報告です。私の訪問中は「日本週間」となり、先生方と相談し、幼稚園児が受け入れられる範囲内で、「あいさつ」、「歌」、「文字」、「日本茶と作法」そして「浴衣」などを紹介させてもらいました。
「あいさつ」は、いつも朝の会で、ドイツ語、英語、フランス語、トルコ語など、子供達の母国の言葉を使って歌を歌いながらあいさつをします。という訳で、私は「おはよう」を教えてあげました。
「歌」は、体を動かすことができ、かつ、簡単なもので、「結んで開いて」を、そして、日本の童謡のCDも流しました。先生方も気に入ってくださり、CDをプレゼントしました。
「文字」は、ドイツ語のアルファベットでさえ把握していない子供達が混乱しないよう、「ひらがな」のみを紹介、実際に書いたりもしました。何かを見て、それと同じものを書き写すという作業は、発達の段階を観察していくうえで大切なのだと言われました。
「日本茶と作法」は、実際に日本茶を味わってもらい、また、日本の家では靴を脱いで床の上に座る等の生活習慣を紹介しました。トルコもそうである、と、トルコから来た子供達が教えてくれました。
「浴衣」は、伝統的な衣装の一つですが、子供達は、私の姿を見て、とても驚き、笑いました。特に下駄にはびっくりしていました。
この幼稚園の子供達は母国が様々であるから、異文化に触れ、それが異文化である、と意識することがそれほど難しくはなかったかもしれません。が、彼らが大きくなって日本について触れたとき、そういえば、あの時、、、、と幼稚園でやったことを思い出してくれたらいいなあと思います。
長澤 あい