ボンより【ドイツ便り201201】

ご無沙汰しております。大寒を迎える季節となり、いよいよ冬本番となりました。今年のドイツは暖冬ということですが、私にはそれでも冬の寒さが身にしみます。

新年会にて、ボルン前会長(右)とフローリアンさん(左)
新年会にて、ボルン前会長(右)とフローリアンさん(左)

さて、先日15日に独日協会ボンの新年会が開かれ、ボルン前会長のお誘いで私も出席させて頂きました。私は他に招待されていた日本人留学生3人と餅つき係を担当しました。実はみんな杵を使うのは初めであり、少し不安だったのですが、とても美味しい醤油餅を作ることができ、無事大役を務めることができたと感じています。その他にもドイツ人の方々による居合、合気道の演武、俳句詠みや日本の歌の合唱もありとても楽しい会となりました。また新年会では多くの人とお話ができました。私の横に座っていたペンクイット・フローリアンさんは日本に大変興味を持っており、3月に高松を訪れるとのことで、一緒にうどんを食べに行く約束をしました。私は、日独交流150周年という記念すべき年にドイツに来られたことを、とても光栄に思っています。これからも良きパートナーとしてお互い交流、協力し合えることを願っています。

また私は、つい先日、国際インターンシッププログラムの全日程を無事終了いたしました。ドイツ生活も残りわずかとなり、お別れの言葉を言う機会も多くなりました。みんなに熱い言葉をかけられる度に、寂しい気持ちになりますが、楽しい時間を過ごすことができたという満足感を感じています。残りのドイツ生活も後悔の無いようしっかり楽しんで帰りたいと思います。帰国後、若者の会などで、日独協会のみなさんとドイツについてお話ができることを楽しみにしています。

ボンより【ドイツ便り201112】

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ボンより

こんにちは、香川大学工学究科の山下真一です。先日は香川独日協会訪問団のベルリン訪問に同行させていただきありがとうございました。このたびドイツ便りに投稿させてもらえる機会を頂きましたので、活動報告させていただきます。

私は現在、香川大学が行っている国際インターンシップというプログラムでドイツのボンに滞在しています。私はボン大学の高分子研究室に所属しています。主に光硬化性樹脂の光学特性の研究を行っており、時に企業から請け負った測定作業、学会の補助員など研究室の仕事のお手伝いをしています。

さてドイツは現在、本格的なクリスマスムードとなりました。各地でクリスマスマーケットが見ごろを迎えており、毎日、町の広場は多くの人で賑わっています。私も週末に友達と、また大学帰りにフラッと一人で駅の近くにあるミュンスター広場へグリューワインを飲みに行っています。マーケットにはおしゃれな木製の模擬店やクリスマスピラミッドがあり、なによりイルミネーションがとても華やかです。写真や観光雑誌で見たことはあったのですが、初めて見たときはその豪華さに感動しました。クリスマスマーケットはこれから1ヶ月間続くということで、週末を利用し、ドイツでも有名で古い歴史をもつニュルンベルク、ヴィースバーデンのクリスマスマーケットを訪れる予定です。

私は学部生の時から国際インターンシップに興味を持っており、ドイツで生活することを目標に頑張ってきました。熱望した今の生活を有意義なものにできるよう、積極的に行動し、多くのことを吸収して帰りたいと思います。またドイツ便りに活動報告させていただきます。

 

山下真一

アウトシュタットより

ご無沙汰しております。
連絡が随分と滞ってしまいまして申し訳ありません。
猛暑に騒がれるヨーロッパですが、ここ北ドイツでは、夏の到来に首をかしげるほどの肌寒い朝が続いております。
夏のアウトシュタットは、週末のイベントや毎夜のウォーターショーなどで意外に盛況をみせています。先々週行われたラ ンゲナハトというイベントでは、一晩で5700ユーロ越えの売り上げを記録しました。最高記録です(笑)これを一緒に乗り越えた5人の調理場スタッフ(ド イツ人の若頭を筆頭にお蕎麦の小黒夫妻とフランクフルトから来られた若い日本人調理師+わたし)は自分たちのチームワークの強さを実感し、この先に向けて の良い自信に繋がりました。
サービスも含め、一つの山を共に乗り越える一体感と、その後の達成感はとてもすばらしい経験でした。昨日、開店以後初 めて行われたスタッフ総出のミーティングでも、そのチームワークの良さは高く評価されました。
近況報告にも、このランゲナハトの経験は生かされるとおもいます。
近頃はあっという間に一日がすぎ、一週間がすぎ、、実感もないまま、気づけばまた日曜がくる、といった日々をすごして います。
11月末までという契約も少し延期され12月末に帰国ということになりました。
12月のアウトシュタットはクリスマスイルミネーションやイベントで、また活気づくようです。
その頃にでももしお時間があればおいでください。
来週からは友人たちのドイツ訪問が続きます。
近況報告、早々に作成いたします。
では、またご連絡します。
暑い夏、お身体には気をつけてお過ごしください。
横倉千枝

事後報告 イザローンを振り返る12 「色々なクリスマスカード」

Nummer12をお送りいたします。
クリスマスから年末年始にかけて、ドイツからクリスマスカードが届きました。イザローンを去って約1年経ちましたが、幼稚園や小学校の子供達、先生、そして、親御さんからの近況報告を受け取り、懐かしく思いました。また、ヴィースバーデン時代、スポーツ少年団時代の方々からの便りには、もっと深い懐かしさを感じました。
さて、幼稚園の子供達からは、まだ学習していないアルファベットを使って、一生懸命に文章を書いてくれました。すべて「S」の字が逆さまになっており、自分が小さい時に書いていたひらがなを思い出させます。雪が降らなかったから、雪だるまを作ることができなかったそうです。
小学校の子供達からは、彼らの成長振りが分かる写真が添えられていたり、学校でのことを書きつづってきてくれたのですが、「質問があります、日本ではクリスマスのお祝いをするのですか?」と投げかけてきた子供がいました。私は正直、どのように答えるべきか悩みました。イザローンの小学校でいる間、キリスト教の授業を見学させてもらい、「クリスマス」について今まで知らなかった多くのことを子供達と一緒に学びました。また、教会の仕事に携わっていたホストマザーからもたくさん学びました。そんな訳もあり、慎重に返事を書きました。
先生からは、クリスマスの時期に恒例の「Backen(クッキー作り)」、「Basteln(飾り作り)」、「Theaterstueck(演劇)」など、一連行事をなんとか終え、冬休みに入り、やっとくつろげる時間ができたとか。私もお手伝いをしてあげたかったな、と思いました。
親御さん達からは、小学校の最終学年である4年生になる娘が直面している事、次に進む学校の選択についての思いが書かれてありました。この選択は成績にも左右され、多少なりとも将来の進路にかかわっているため、本人も混乱しているようです。
心のこもったカードをありがとう、そして、すばらしい1年になりますように。。
長澤 あい